全般

KDDIがSpaceX「スターリンク」との業務提携を発表!!

2021年9月13日

KDDIとStarlinkの業務提携の件をご紹介します。

今回は、KDDIがSpaceXの「スターリンク」と業務提携を発表した件を紹介していきます。

宇宙関連事業で最も注目を受けていると言っても過言ではないスターリンクとの業務提携。

非常に興味深い記事となっていますので、最後までご覧ください。

KDDIが米国SpaceX「スターリンク」との提携を発表

2021年9月13日に、KDDIがYouTubeライブで行なった”新サービス発表会”!

Twitterのトレンドに上がった“povo2.0”といった目玉サービスにやや隠れつつありますが、米国SpaceX「スターリンク」との提携が発表されました。

「スターリンク」に関しては、何回か本ブログでも取り上げているため、細かい説明は省略させていただきます。

「スターリンク」を要約すると、

  • 宇宙にたくさんの衛星を飛ばして、衛星網から世界中のどこからでも通信ができるようにする。

  • そんな計画を率いているのは、テスラで世界中に名を轟かせたイーロン・マスク氏。

  • 現在は1,000基以上の衛星を活用して、着実にユーザーを増やしている。

といった具合です。

そんな「スターリンク」がまさかKDDIと業務提携するとは予想していませんでした。

これにより、KDDIは山間部や離島といった光ファイバーを敷設しずらい地域で優位に立つことができます。

 

 

6月の匂わせがまさかの日本だった

実のところ、6月にイーロン・マスク氏はとある匂わせをしていました。

「マスク氏は『主要国』の通信業者と2つの契約を結んだとしつつ、まだ具体的な名前は明かせないと説明。さらに他の業者とも交渉を進めていると述べた。」

引用:マスク氏のスターリンク、数週内にほぼ全世界でブロードバンド提供へ

その主要国の1つが日本のKDDIだったわけです。

ここまでくると、もう1つの契約業者が気になりますね。

また、”他の業者とも交渉を進めている”とのことから、さらに契約する他国企業が増えていくことでしょう。

 

他携帯メーカーの動きは?

KDDIに対するソフトバンクやNTTの動きはどうなのか?

ソフトバンクは、子会社である「HAPSモバイル」で成層圏で滞空している無人航空機から通信してもらえるサービスの準備をしています。スターリンクよりも”小規模”と言わざるを得ませんが、それでも実装されれば対抗してくることとなります。

NTTは、他の通信業者と協力して成層圏からの通信実験を行なっています。

最近何かと話題となっている楽天モバイルは、米国ベンチャーに積極的に投資し、独自に低軌道衛星からの通信網を確立しようとしています。

イーロン・マスクの1人勝ちか?

なんだかんだ言いつつ、今のところは「スターリンク」とイーロン・マスク氏の一人勝ち状態となる可能性が高いです。

衛星の打ち上げはだいぶ進んでいて、事業展開にユーザー拡大が順調となれば、当分は向かうところ敵なしです。

実際、イーロン・マスク氏は1年以内に世界中での利用が可能となると発表しています。

やはり衛星を何千個と飛ばさねばならないため、米国ベンチャーでは参戦しにくいところが優位に立てるメリットとなっています。

密かに上場が噂されているSpaceXですが、今後の活躍に要注目です!

-全般
-