株式投資

【ETF紹介】銅への投資方法を解説します!【今後の見通し】

2021年10月18日

今回は、コモディティ投資では一般的な銅への投資方法を解説していきます。

銅というとゴールドやプラチナと比べて希少価値が低く、投資冥利が薄く感じてしまう方がいるかもしれません。しかしながら、銅は工業材料として非常に利便性が良く、代替えが効かない材料と言えます。

そのため、インフレにおいて価格が顕著に上昇し、投資冥利のある投資先と言えます。

銅の今後の見通しについて

銅は2050年までに埋蔵量ベースを超えた需要になるとされています。

※埋蔵量ベース:技術的には採掘可能だが経済的理由などで採掘対象とされていない資源の量

そのため、将来的には希少性の高い金属として評価される可能性があります。よって、長期的な投資先として銅は検討すべき材料となります。

次に、短期的な見通しとしては景気が良いときに値上がりする傾向にあります。その理由は先ほどお伝えした通り、銅は工業材料として使われていることが起因しています。景気が良くなると企業は日用品や自動車、スマートフォンといった消費者が求めている製品を多く生産しようとします。そうすると必然的に銅の需要が増えるため、銅の価格が上昇します。よって、景気が良い時に短期的に投資するのもアリです。

また、注意したい点として中国情勢が挙げられます。

これまで中国が凄まじい成長を遂げてきた背景には、工業製品の製造・輸出があります。つまり、中国はたくさんの工業材料(鉄鋼、銅、アルミなど)を輸入し続けていました。それにより、銅価格を押し上げていました。しかし、ここ最近は成長の勢いが鈍化し始め、銅の輸入が減少しています。加えて、コロナショックもあるため、今後はこれまで通りの銅価格の上昇があるとは言いにくいです。

銅への投資方法は大きく分けて2つ

では、そもそも銅へどのようにして投資すればよいのでしょうか?

大きく分けると2つの投資先があります。

  • 銅そのもの

  • 銅採掘会社

それぞれ詳しく解説します。

銅そのものへの投資

銅そのものへ投資する場合、ETFかCFDかのどちらかへ活用することが一般的です。

ETFの場合は、銅価格指数に連動するように組まれた上場投資信託を買うことになります。CFDの場合は、銅価格指数そのものの差額が利益となります。

ETFは気軽に投資できる反面、経費率(運用コスト)がかかるデメリットがあります。

対してCFDの場合、基本的に売買コストを無料としている証券会社が多いうえ、レバレッジをかけた取引ができます。

そのため、CFDのほうが優位と言えます。しかし、初心者の場合はETFに投資するほうが簡単かつ分かりやすい投資方法になります。

よって、今回の記事ではETFでの投資方法を推奨します。筆者がおすすめするETFを後ほどご紹介いたします。

銅採掘会社への投資

次に、銅採掘会社へ投資する方法です。

銅そのものへ投資する場合と比べて、大きく利益を得やすい傾向があります。

利益率が良い理由は、採掘コストが一定であり、銅価格との差額分が利益となるからです。つまり、銅価格が上がれば上がるほど、採掘コストとの差額は大きくなっていきます。そのため、銅を売れば売るほど大きく利益を得られます。こうした考えをオペレーションレバレッジと言います。これは銅に限らず、ゴールドなどの他のコモディティにも言えます。

この性質を上手く利用すれば、短期的に利益を得やすいです。

しかしながら、その分株価が下がるときはとことん下がってしまいがちです。よって、大きく買いに入ったりはせず、他セクターへの分散を忘れないようにしましょう。

筆者がおすすめしたい銅関連銘柄3選

次に、筆者がおすすめする銅への投資銘柄3つをご紹介します。

  • WisdomTree 銅上場投信

  • サザン・コッパ―

  • ヴァーレ

それぞれ詳しく解説していきます。

WisdomTree 銅上場投信(1693)

WisdomTree 銅上場投信(1693)の株価チャートです。

WisdomTree 銅上場投信(1693)の株価チャート

  • 1口価格:4,650円

  • 最低取引口数:10口

WisdomTree 銅上場投信は、銅価格指数Bloomberg Copper Subindexに連動するETFになります。

10口単位で購入でき、5万円ほどで投資できるお手軽なETFになります。経費率がかかりますが、0.539%と貴金属類のなかでは比較的低い値です。

また、長期保有する上で念頭においてほしいことは配当金がないことです。そのため、5年、10年と保有していても値上がりした分の差額のみが利益となります。

サザン・コッパ―(SCCO)

サザン・コッパ―(SCCO)の株価チャートです。

サザン・コッパ―(SCCO)の株価チャート

  • 執筆時の株価:66ドル

  • 配当利回り:5.44%

  • PER:32.63

サザン・コッパ―は、メキシコの世界最大の銅鉱山を保有する鉱山会社です。メキシコのほか、ペルーにも鉱山を保有しており、モリブデン、亜鉛、シルバーでは世界トップの生産を行なっています。

PERは32と高い水準であり、コロナ回復後の景気上昇及びインフレ加速を加味した株価と言えます。

そのため、景気が下がる場面が訪れれば株価は大きく下落する恐れがあります。

もし読者のみなさんが今から買いに入るのであれば、数年後の長期的な視点で買いに入るか、数日・数週間で完結する短期的な買いに入るかのどちらかを推奨します。

ヴァーレ(VALE)

ヴァーレ(VALE)の株価チャートです。

ヴァーレ(VALE)の株価チャート

  • 執筆時の株価:14ドル

  • 配当利回り:10.19%

  • PER:4.53

ヴァーレは、ブラジルの資源開発企業です。鉄鉱石3大メジャーの1社であり、鉄鉱石だけで30%以上の利益を占めています。銅の採掘も行なっており、銅価格が上昇する場面では株価が大きく上がります。

また、前述した通り、鉄鉱石の生産を行なっているため、景気が良い時には株価が強く上昇します。

銅、鉄鋼以外にもアルミ(ボーキサイト)、リチウム、ゴールドの採掘・生産事業も行なっています。

現在は株価が低い水準にあり、PERは5を切っています。また、配当が驚異の10%越えであるため、リスキーな投資先であることはお分かりいただけるでしょう。

そのため、長期的に持つというより「ここぞ!」というときに売買するようにしましょう。

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