株式投資

大型株と小型株の違いとは?株式投資で知っておいて損ナシ

2021年5月12日

悩める人
悩める人

最近、株式投資を始めたけど"大型株"や"小型株"といった聞きなれない用語を目にするようになったな。

いったいどんな意味なんだろう?

このような悩みを本記事では解決していきます!

 

  1. 大型株と小型株の定義とは?

  2. それぞれの特徴は?

  3. 最近流行りの小型株集中投資とは?

 

この順番で解説していきます!

大型株と小型株の定義とは?

皆さんは、株式に大型株と小型株の分類があることをご存じでしょうか?

まず、大型株と小型株の定義は以下の通りです。

 

大型株と小型株の分類
  • 大型株:企業の時価総額が大きく、株式の発行数が多い株式

  • 小型株:企業の時価総額が小さく、株式の発行数が少ない株式

 

補足しておくと、大型株と小型株を明確に分類する境界線は定義されていません。そのため、人によって境界線が異なります。

しかしながら、大型株か、小型株かを明確に分類する必要はありません。

それより、それぞれの特徴をきちんと理解したうえで、投資する銘柄がどちらに該当するのかをおおまかに判断しておくことが重要です。

では、次に大型株と小型株のメリット・デメリットを解説していきます。

大型株のメリット・デメリット

大型株のメリットは、株価が急落しづらいことが挙げられます。

取引数が多いため、機関投資家たちが一斉に売却したりしない限り、値動きに反映されにくいです。

また、大型株の場合は、四半期決算が悪くても暴落が起きるといったことは少ない傾向にあります。ただし、大型株だからというより、長年良い決算を出し続けた銘柄のため、投資家から信頼されていることが大きいのかもしれません。

ここで2020年のコロナショックから大型株の強さを見てみましょう。

以下の画像は、ダウジョーンズ(大型株の代表指数)とラッセル(小型株の代表指数)を比較したものになります。

小型株の代表指数ラッセル2000の株価チャートになります。

オレンジ色が"ラッセル指数"ですが、コロナショックにより40%の急落をしています。

対する"ダウ指数"もコロナショックにより急落しているものの、30%以内にとどめています。

小型株のメリット・デメリット

次に、小型株のメリットは、株価が短期間に上昇しやすいことが挙げられます。

株式発行数が少ないため、1取引当たりの株価に与える影響が大きく、数日で大きく稼ぐことが期待できます。

先ほどのコロナショックではすぐさま売られやすいものの、また、コロナショックから急回復する場面(2020年11月~2021年3月)ではダウが真っ先に上がっています。そのため、こうした急落からの回復局面では小型株のほうが優勢であることが分かります。

しかしながら、四半期決算や政治的出来事に大きく影響を受けやすいため、ちょっとした出来事で急落するデメリットがあります。

例えば、2021年5月に起きたイエレンショックによって市場全体、特にハイテク株が急落しましたが、GAFAMに注目すると2~3%程度の下落だったのに対し、ハイテク株の小型株を見ると5%以上の下落が多く、中には10%以上下落している銘柄が見られました。

しかし、それでも短期間で大きく儲けられる小型株は魅力的な投資先だと言えます。

小型株集中投資が流行している!

実際、小型株集中投資という手法が流行っております。書店の投資コーナーには、”小型株投資”というワードの書籍がありますし、通販サイトのジャンルランキングでも上位に必ず関連書籍があります。

私自身、小型株は非常に魅力的だと思っています。

短期間で大きな利益を得られることは、投資額の小さい個人投資家たちにとっては旨味です。

ただし、先ほどもお伝えした通り、決算や政策に大きく影響を受けるため、長期保有はオススメしません。

小型株への集中投資は一攫千金への鍵となるか?

私も超小型株を買っています。

私も小型株、それも超小型株を保有しています。(2021/05/29執筆時)

金鉱株のハーモニー・ゴールド・マイニング($HMY)です。

現在、景気刺激策として経済にお金がジャブジャブ共有されているため、インフレリスクが懸念されています。

そのため、ゴールド価格が上昇することが予想され、私もヘッジとして金鉱株を購入しました。

ハーモニーゴールドマイニングの株価チャートです。

3月の底値からドンドン上がっていき、一時は底値から50%も上昇しています。ただし、現在は上昇局面から調整局面へと移り変わっているため、しばらくは様子見となります。

また、超小型株であることから米国のテーパリングが実施されると大きく値下がりすることは容易に予想できます。

そのため、少し注意が必要な銘柄といえます。

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「銘柄比較アリ」金鉱株の2021年の見通しを分析してみた!

 

 

大型株だから成長を見込めないわけではない。

次に、大型株への投資について触れていきます。

大型株ではまるで成長性がないかのようにここまで書いてきましたが、大型株でもじゅうぶんな利益を見込めます。

成長株と言えば誰もが知っているGAFAMがありますし、ペプシコ(PEP)やウォルマート(WMT)といった高配当株が多いことも事実です。

フェイスブックが好決算で爆伸びした件

実際に、2021年04月29日ではフェイスブック($FB)の四半期決算が発表された後、株価が5%以上の値上がりを見せました。

決算がすこぶる良く、コンセンサス予想を大きく超えることができたからです。

テーパリングの懸念などの外的要因によって、上値を押さえつけられる展開が続いてますが、今後も大きく上昇しつづけることが期待できる優良銘柄です。

利益を求めるあまり小型株ばかりへ投資してしまう気持ちも分かりますが、こうした安定的な利益を期待できる大型株への投資も重要ですので、ぜひとも参考にしていただければ幸いです。

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