投資信託

『解説』NISAで人気銘柄・ファンドをランキングで紹介します。【後編】

今回は、前に投稿した『解説』NISAで人気銘柄・ファンドをランキングで紹介します。【前編】の続きとして、米国株&米国ETF、つみたてNISA編を解説していきます。

個別株では日本株とは特徴が異なる銘柄が人気となっていたため、正直意外な結果となりました。

NISA・米国株編

最初に一般NISAの米国株を紹介していきます。

人気順にまとめると、

1位:メタ・プラットフォームズ(FB

2位:テスラ(TSLA)

3位:アップル(AAPL)

となりました。

日本株では日本たばこ産業が第1位だったので、もっと高配当株が人気になると思っていましたが、米国株ではハイテク株が人気となっていました。

1位:メタ・プラットフォームズ(FB)

1位のメタ・プラットフォームズ(FB)は、Facebookを中心としたSNSによる広告収入が大きな利益源となっています。また、企業名をメタ・プラットフォームズと改名していますが、近年注目を集めているメタバースに力を入れるためです。

数年前からVRゴーグル・Oculusを買収しており、今後も仮想空間の分野で成長を続ける銘柄になります。

2位:テスラ(TSLA)

2位のテスラ(TSLA)は、電気自動車(EV)の分野で急成長している銘柄です。実際、世界各国で新工場を建設しており、既存の自動車メーカーを差し置いて、世界での電気自動車シェアを獲得できる銘柄になります。

正直、NISAランキングはGAFAM銘柄が独占すると予想していましたが、2021年のテスラブームがいまだなお健在なんだなと思い知らされました。

3位:アップル(AAPL)

3位のアップル(AAPL)はiPhone、Macといった電子デバイスで世界的シェアを誇る企業です。

また、近年はAR/VR業界にも参戦していて、近々VRゴーグルが発表されるのではないかと噂されています。

個人的にこれまでの3銘柄の中で最も好きな銘柄です。(iPhoneを使っているという単純な理由だけですが)

一般NISA・米国ETF編

次に、一般NISAの米国ETFをご紹介します。

1位:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

2位:バンガード・S&P500ETF(VOO)

3位:インベスコQQQ・信託シリーズ1(QQQ)

米国株・ETF両方を見て思った感想として、前回の日本株・日本ETF編と比べて無難な銘柄が多い印象です。

もっと聞いたこともないような変な銘柄が登場するのかと思っていましたが、その点が残念です。

1位:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)は、米国株式相場全体に投資できるインデックス・ファンドになります。

世界中の投資家から愛されているインデックス・ファンドです。”経費率0.03%”の低さからも人気具合が分かるETFになります。

「投資を始めたいけど、何を買ったらいいか分からない」という方にとりあえずで紹介される銘柄でもあります。

筆者も長期の積立ではこのETFを選んでいます。(つみたてNISAは全世界ETFにしていますが)

2位:バンガード・S&P500ETF(VOO)

バンガード・S&P500ETF(VOO)は、米国代表指数であるS&P500へ連動するインデックス・ファンドになります。

VOOも経費率が0.03%と低く、常に取引されている銘柄であり、積立投資にも選ばれる銘柄です。

1位のバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)と比較しても大きな違いがなく、長期的に見るとチャートがほぼ同じ動きをしています。

どちらの銘柄がオススメかと言われれば、私は1位のバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を推奨いたします。というのも、筆者の場合はインデックス・ファンドを短期的に取引することはあまりなく、長期の積み立て取引がメインです。その場合、分散性という点でVTIが有利になります。

ただ、何度も言うように大きな違いは無いため、あまり神経質に銘柄選びする必要はありません。

3位:インベスコQQQ・信託シリーズ1(QQQ)

インベスコQQQ・信託シリーズ1(QQQ)は、米国代表指数であるナスダック100へ連動するインデックス・ファンドになります。

経費率は0.2%とこれまでのインデックス・ファンドと比べてやや高めです。しかし、売買から得られるキャピタルゲインに注目すれば、パフォーマンスで他2銘柄を大きく突き放すことができます。

短期的にも、長期的にも利益を得やすい銘柄であり、ハイテク株へ気軽に投資できるETFでもあります。

つみたてNISA・人気ファンド編

次に、つみたてNISAの人気ファンドをまとめてみました。

1位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

2位:楽天・全米株式インデックス・ファンド

3位:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

ひとつ前の米国ETF編とかなり似た商品がランクインしているため、簡略な説明のみとさせていただきます。

1位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

1位のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、S&P500に連動するように設計されたインデックス・ファンドです。投資信託となるため、経費率は %となります。

値動きはVOOと類似しているため、細かい説明は省略いたします。

2位:楽天・全米株式インデックス・ファンド

2位の楽天・全米株式インデックス・ファンドは、全米インデックス・ファンドです。

投資信託となるため、経費率は %となります。

値動きはVTIと類似するため、細かい説明は省略いたします。

3位:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

3位のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、全世界インデックス・ファンドです。

VTIとよく比較される商品にバンガード・トータル・ワールド・ストック・マーケットETF(VT)があります。全世界へ分散投資できるETFで、米国を主要構成として、先進国、新興国で構成されています。

全米よりももっと広い範囲へ分散投資したい方向けの商品です。筆者もつみたてNISAはこの商品を選択しています。

まとめ

今回は、一般NISA枠の米国株・米国ETF、つみたてNISAのファンドを人気ランキングでご紹介しました。

米国株では高配当銘柄ではなく、GAFAM銘柄が筆頭となっています。米国ETFでもインデックス・ファンドが名を連ねていました。

前回の日本株・日本ETFと比べると、だいぶ保守的な銘柄がランキング入りした印象がです。(日本ETFには日経レバレッジがランクインしてました)

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