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【レポート】2021年12月の米国株式市場まとめ

今回は、2021年12月の米国株式市場の結果をまとめていきます。

12月は上昇相場が続いた印象がありましたが、オミクロン株のニュースによって一時急落する場面がありました。

結果的にはプラスで終わりましたが、1月も波乱の展開が続いています。

2021年12月の米国株式市場まとめ

12月の米国市場を代表指数とセクター別のパフォーマンスで見てみましょう。

代表指数の動き

まず代表指数であるS&P500、ダウ指数、ナスダックを比べると、どれも同じような値動きをしています。パフォーマンスとしてはプラス8%ほどです。

ただ、ナスダックだけは最後上値を押さえつけられたような動きをしています。

(ちょっとフライングですが1月のパフォーマンスを見ると金利上昇もあってナスダックは手酷くやられていますね)

ナスダック指数のチャートです。

ナスダック指数のチャートです。

S&P500指数のチャートです。

S&P500指数のチャートです。

ダウ指数のチャートです。

ダウ指数のチャートです。

 

セクター別の動き

次に、セクター別の動きを見ると、全体的にプラスで終わったセクターが多く見られます。

S&P500-セクター別パフォーマンス・マップです。

S&P500-セクター別パフォーマンス・マップです。

GAFAMは値動きがあまり良くなく、指数の足をやや引張っています。

個別の銘柄を見るとADBE(アドビ)は-20%以上と、決算をしくじってからの大幅安値を記録しています。

セクター別に戻ると、

  • エネルギー
  • 工業
  • 小売り
  • ヘルスケア
  • ファイナンシャル

のパフォーマンスが良かったです。特にエネルギーはインフレとの相性が良いため、2022年のパフォーマンスにも期待です。

VIX指数と米国10年債利回り

株式市場のパフォーマンスと密接に関わってくるVIX指数、米国10年債利回りにも注目してみましょう。

米国10年債利回りのチャートです。

米国10年債利回りのチャートです。

VIX指数のチャートです。

VIX指数のチャートです。

VIXはオミクロン株のニュースによってトンと急上昇しました。しかし、オミクロン株に対して明るいニュースが多く出たことで徐々に収束していきました。それに伴って、米国株式市場も上昇へ向かいました。

米国10年債利回りはあまり大きな変化はありませんでした。

(フライングですが、2022年1月に”タカ派転換”のFOMC議事録が公開されたため、10年債利回りが急上昇しました)

ただ、12月はドル/円が112円台→115円台に急上昇してくれた月でもあったため、日本の米国株式投資家にとってはより追い風になってくれました。この動きが今後も続いてほしいです。

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