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緊迫、ウクライナ情勢【2022年2月7日~11日レポート】

今回は、2022年2月7日~11日の米国株式市場を解説していきます。

先週はS&P500、ダウ指数が25日移動平均線で反発をし、プラスで終わりました。手酷く売られていたナスダックも25日移動平均線をウヨウヨする展開となり、反発するかどうか注目が集まっていました。

今週どのような展開を迎えたのか、一緒に振り返ってみましょう。

話題となったニュース

まずは話題となった2つのニュースを解説していきます。

 

  • ホワイトハウス発表によるウクライナ情勢の緊迫
  • アファーム、マーケット中にまさかの決算発表

 

それぞれ今後の相場を見ていくうえで、非常に重要なニュースであるため、ぜひ一緒に振り返ってみましょう。

「いつ侵攻してもおかしくない」ホワイトハウスが衝撃の発表

最初に、11日のマーケット中に起きた出来事として、ホワイトハウスがウクライナ情勢について「ロシアがいつ侵攻してもおかしくない」、「オリンピック中の侵攻はあり得る」と衝撃の発表をしました。

この緊迫した出来事により、週を通して好調だった米国株式市場は大きく下落に転じてしまいました。一方で、防衛関連セクターやエネルギーセクターといったごく限られた銘柄がこぞって買われる一面もありました。

12日にバイデン大統領とプーチン大統領による電話会談があったものの、ウクライナ情勢に関する進展は特にはなく、今後も予断を許さない状況となってしまいました。

また、これまで過小評価され続けていたゴールドが大きく上昇したことから、金鉱株への投資が積極的になる可能性があります。

「フライングの決算発表」アファームがまさかの-50%大暴落

次に、10日のマーケット中に起きたBNPL銘柄・アファームのアクシデントを解説します。

引け後に予定していた決算発表をまさかのマーケット中に公開してしまい、コンセンサス予想を下回っていたことから大きく売られ、その日の高値83ドルから一気に50ドルまで下落する事態が起きました。その後、持ち直して58ドルでマーケットを終了しましたが、決算前に飛びついた個人投資家たちは手酷い傷を負ったことでしょう。

決算を楽しみにしていた筆者も、とんでもない下落幅に目が飛び出るほど驚いたことを覚えています。

  • 決算前のフライング買いの脆さ
  • IPO銘柄の怖さ

を改めて実感しました。

最終的に週の終値が46ドルと、1週間の高値から約50%の下落となりました。

米国株式市場のパフォーマンス

次に、1週間の米国株式市場のパフォーマンスを解説していきます。

  • 代表指数のパフォーマンス

  • 各セクターのパフォーマンス

 

の順番で解説していきます。

代表指数のパフォーマンス

代表指数S&P500、ダウ、ナスダックの順番でパフォーマンスを見ていきましょう。

S&P500は25日移動平均線をサポートに反発が期待されていましたが、週初めは横ばいが続く展開となりました。2月10日の米国消費者物価指数(CPI)の結果を受けて、大きく上昇しましたが、長くは続かず、翌マーケットでは下落に転じました。加えて、前述のウクライナ情勢を受けて週末は大きな下げで終わり、25日移動平均線を下に抜けて終わりました。

ダウ、ナスダックも同様の展開を見せていますが、特にナスダックは金利上昇の局面でもあるため、今後さらなる下落が予想されます。そのため、しばらくは苦しい展開となりそうです。

 

各セクターのパフォーマンス

S&P500のセクター別パフォーマンスに注目すると、ハイテク・グロース株が大きくやられていて、GAFAMも例外なく週のパフォーマンスはマイナスとなっています。また、ヘルスケア、小売りセクターも売られています。

逆にプラスだったセクターは防衛関連セクターが上昇しています。また、好決算だったディズニーは5%のプラスとなったため、これまでの弱気トレンドを打ち破ってほしいです。

エネルギーセクターも強く、エクソン・モービルのみがマイナスという結果となりました。しかし、これまで大きく上昇し続けた銘柄であるため、小休憩をしただけでしょう。今後も強気のセクターです。

来週14日~18日の相場

来週14日~18日の相場ですが、ウクライナ情勢に振り回されるマーケットになりそうです。ひとつのニュースで上昇から下落、下落から上昇ととにかくせわしない相場となることが予想されるため、あまりポートフォリオの値動きは気にしないほうがよさそうです。

ただ、去年と同様のリスク許容度で投資していると大きな含み損を抱えることになるため、冷静なトレードをするように心がけましょう。

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