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株式投資セミナーは怪しい?初心者は気をつけないと大損する?

2021年5月14日

悩める人
悩める人

株式投資を始めたけど、全然うまくいかない。投資セミナーに参加してみようかな?

でも、投資セミナーって"怪しい"イメージしかないんだよね。

このような悩みに、お答えしていきます。

  • 株式投資セミナーは怪しいのか?

  • プロが相手にしている太っ腹な客とは?

  • セミナー以外の勉強方法は?


この順番で解説していきます!

株式投資セミナーは怪しい?

ここ最近、コロナ感染症が広まり国から自粛要請がなされたため、先行きが見えない不安から将来のため資産を増やそうと投資に興味をもった方が増えています。

また外出ができないため、娯楽に使いたいお金を投資で使っているといった側面があるのかもしれません。

そういった興味をもったばかりの経験が浅い投資家たちをターゲットに、投資セミナーが流行っています。実際、書店に行けば以前よりも投資に関する書籍が見やすい位置に飾られています。また、YouTubeでも"投資系インフルエンサー"がしのぎを削るようにたくさんの動画を日々投稿しています。

無料セミナーの多くは勧誘!

中には無料セミナーとして、料金を一切取らないと謳っているセミナーも多いです。

『なぜ”無料”なのか?』

セミナーを開けば会場の利用費がかかりますし、資料の準備などの手間がかかっています。無料だけでは赤字運営となってしまい、いずれ限界が来てしまいます。

では、どうやって無料で成り立っているのかと言うと、無料セミナーの多くは勧誘を行なっているからです。

内容はさまざまですが、情報商材や売買ツールを高額で売りつけることが多いです。『絶対に儲かる』と謳っている売買ツールというとまるで神のように錯覚するかもしれません。しかしながら、今の時代誰でも作ろうとすれば出来てしまいます。また、自動売買といってもあくまで下がったから買って、上がったら売ってを繰り返すだけの単純明快な仕組みとなっている場合がほとんどです。

有料セミナーでも安心できない!

では、「有料のセミナーだと安心できる」というわけではありません。“有料”だからこその落とし穴があります。

有料だからこそセミナー主催側としては商材を売らずとも月額いくらかの利益を得られます。また、受講者は「有料セミナーだから安心できる」、「お金を払ってるのでチャンスを無駄にできない」といった参加者の心の隙をついて、情報商材を勧めてくる場合もあります。

加えて、「悪徳マルチ」や「リモート」といった最近ならではの勧誘で高いセミナー料をいつの間にか払っていたなんてことも考えらえます。大学時代の友人、先輩といった断りずらい人から勧められることもあるため、じゅうぶん注意が必要です。

「安心」「絶対」と情報商材

では、そもそも情報商材は信用ならないのか?と言うと、全ての情報商材が信用ならないというわけではないと筆者は考えています。

しかし残念ながら、大半の商材は近所の書店で取り扱ってる書籍と同レベルであり、高い金額を払ってまで購入するものではないことも事実です。

また、「安心」「絶対」といった投資とは程遠い言葉を安易に使ってくる講師もいますが、こういった場合は必ず警戒してください。投資に「買えば絶対に儲かる投資先」はありません。にもかかわらずそのような言葉を安易に使ってくるということは、投資家としては3流といえますし、場合によっては投資そのものをしてないかもしれません。

関連記事資産運用セミナーって何をするところ?怪しいけど大丈夫?

本当に儲かってるからこそ、大多数の庶民の相手はしない。

そもそも本当に儲かっているのであればこそ、大多数の庶民を相手にしません。なぜなら、大した利益にならないからです。

もちろん、善意でセミナーを行なっている著名投資家もいます。しかし、たいていのセミナーでは講師がどういった人物かよく分からない無名投資家です。

試しに、無料セミナーを主催している講師をネットで調べることをオススメします。実際に、本記事を作成する前に、筆者もいくつかのセミナー講師を調べてみました。

しかしながら、その誰もがSNSをやっておらず、せいぜい運営会社のホームページがヒットする程度でした。

(中にはSNSもきちんと運営している方もあります)

もちろん、SNSをやっているからといって信用できるわけではありません。ただ、素性が分からない人物の言ってることを真に受ける気にはなりません。

しかし残念なことに、セミナー参加者のなかにはこうした事前のリサーチすら怠っている方も多くいます。

低所得者の相手をしている時点であまり信用できない。

少し話が逸れてしまったので本題に戻します。

いわゆる富裕層を相手にしている投資家やファンドマネージャーは、わざわざ私たち低所得者の相手などしません。

「私は年収600万ある!!」と強気になっている方もいるかと思いますが、投資の世界では下層の低所得者に位置することを改めて自覚してください。むしろ余力金がある分、絶好のカモとされてしまいます。

そういった「生活余剰金はあるけど金融リテラシーが低い」人をふるいにかけることがセミナー講師の目的かもしれません。

もしアナタが初心者なら、書籍やYouTubeで勉強することをオススメします。

もしアナタが投資初心者で右も左も分からないのであれば、書店で数冊の本を購入するべきです。

  • 株式投資の全般を網羅

  • チャート分析の手法

  • ポートフォリオの管理


といった基礎的な部分が分かる書籍をそれぞれ用意しておくと困ったとき助けになってくれます。

また、今のご時世ならYouTubeを活用することを強くオススメします。有名な投資系YouTuberが株式のことからセクター、ポートフォリオ、長期/短期運用といったことまで網羅して解説している動画が多数あります。

そういった動画をながら作業でも視聴しておくことで、投資をしていくうえでの手助けになってくれます。

【注意】YouTubeでも勧誘している場合も...。

とはいえ、YouTubeにも怪しい動画があることはあります。しかしながら、筆者が利用していて特段に怪しいと思えるのは、視聴前に流れる広告くらいです。「100万円から1億円にした僕の投資方法とは?」みたいな、いかにも胡散くさいキャッチフレーズを用いている動画くらいです。

チャンネル登録者が1万人を超えていればだいたいは問題ないと思います。

もちろんコメント欄を見ると「騙されて大損した!」、「こいつの言ってることは嘘っぱちだ」と批判するコメントが一定数あります。しかしながら、そうしたコメントは根も葉もないもので批判したい人が書いている場合や、言われたことをただ鵜呑みにしてロボットのように投資をした方が損したときの腹いせでやっている場合があります。

また、そうした素性が分からないひとのコメントより、ある程度の身なりがしっかりしている投資系YouTuberのほうが信用に足りる情報です。SNSを見てもおかしなツイートをしていることはそうそうありません。

(出版書籍を購入したリスナーのツイートをひたすらリツイートしているだけの方はいますが...。)

注意点として、YouTuberの○○さんが言ったから”この銘柄は買い”という風に誰かに依存してしまわないように注意しましょう。

依存して大損しても誰も助けてくれません。しかし、あくまでも投資は自己責任の範囲で行なうことをオススメします。

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