【EWW】iシェアーズ MSCI メキシコETFを解説します。

今回は、メキシコへ投資したい方に向けて、iシェアーズ MSCI メキシコETF【EWW】を解説していきます。

「メキシコヘ投資したいけど、良い銘柄がないかな？」

「SBI・楽天証券で扱っているのかな？」

といった疑問をお持ちの方に向けて、EWWの構成銘柄、配当、チャートを解説していきます。

【EWW】iシェアーズ MSCI メキシコETFの概要

iシェアーズ MSCI メキシコETFは、MSCI メキシコ IMI 25/50 インデックスに連動するインデックス・ファンドです。

構成銘柄は46銘柄で、セクター別に分散されたETFとなっています。

経費率は0.49％、直近配当利回りは2.65％となっています。そのため、配当の旨味があります。

運営会社はブラックロック社で、S＆P500のセクター別ETF（例：XLV、XLE）などを運営している有名企業です。

次に、メキシコETF・EWWのセクター別比率を見てみましょう。

上位1位に生活必需品セクター（29.66％）、2位に通信セクター（22.20％）、3位に金融セクター（16.15％）となっています。

【EWW】iシェアーズ MSCI メキシコETFのセクター比率です。

個別銘柄別で見ていくと、上位1位にAMERICA MOVIL（17.35％）、2位にWALMART（10.33％）、GPO FINANCE BANORTE（9.73％）といった構成となっています。

【EWW】iシェアーズ MSCI メキシコETFの上位銘柄

メキシコETF・EWWのチャートパターンを見ていきましょう。

【EWW】iシェアーズ MSCI メキシコETFの月足チャートです。

月足チャートで見ると、2000年代の新興国ブームで2つの大きな天井をつけています。

2007年：64ドル付近

2013年：76ドル付近

しかし、大天井を付けて以降はズルズルと下げ続けている点にも注目したいです。

2007年：22ドル付近（直近高値からマイナス56%）

2020年：26ドル付近（直近高値からマイナス65%）

新興国全体に言えることですが、大きく上げて大きく下げる特徴があります。政治的な要因にも左右されやすい為、ボラティリティが激しいです。

長期的にチャートを見ていくと、あまり手がかりのないチャートですが、三角持ち合いを形成していると見ることもできます。

全米インデックス・ファンドと比較した時のパフォーマンスを見ていきましょう。

2005年～2015年頃にかけてはメキシコETF・EWWが米国ETF・VTIよりも高いパフォーマンス成績を残しています。しかし、2019年からは反転し、米国ETF・VTIのほうが好成績となっています。

今後の新興国ブームによっては、また米国株のパフォーマンスを上回る可能性は充分あります。そのため、常に新興国の動向を調査し続けたほうがよいでしょう。

では、肝心の「メキシコETF・EWWは楽天証券、又はSBI証券で買えるのか？」という疑問にお答えしていきます。

結論は、楽天証券/SBI証券の両方で購入可能です。

米国株式を扱っているマネックス証券などでも対応しているため、新興国ETFの中では取引しやすいETFとなっています。

今回は、メキシコETFの代表であるiシェアーズ MSCI メキシコETF【EWW】を解説していきました。

新興国投資として注目を集めているメキシコへ手軽に投資できるETFであり、新興国投資を始めるにはうってつけのETFです。

今後の成長を見据えて長期保有してみてはいかがでしょうか。