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【EWO】iシェアーズ・MSCI・オーストリア・ETFを解説します。

【EWO】iシェアーズ・MSCI・オーストリア・ETFを解説します。

今回は、オーストリアへ投資したい方に向けて、iシェアーズ MSCI オーストリアETF【EWO】を解説していきます。

「オーストリアヘ投資したいけど、良い銘柄がないかな?」

「SBI・楽天証券で扱っているのかな?」

といった疑問をお持ちの方に向けて、EWOの構成銘柄、配当、チャートを解説していきます。

【EWO】iシェアーズ MSCI オーストリアETFの概要

iシェアーズ MSCI オーストリアETF・EWOは、MSCIオーストリアIMI・25/50インデックス(M1AT5IM)に連動することを目標としたインデックス・ファンドです。

構成銘柄は26銘柄で、セクター別に分散されたETFとなっています。

経費率は0.49%で、直近配当利回りは5.32%です。そのため、米国以外の投資先として充分魅力的な投資対象と言えます。

運営会社は有名なブラックロック社で、S&P500のセクター別ETF(例:XLV、XLE)などを運営している信頼の厚い会社です。

オーストリアETF・EWOのセクター別比率

次に、オーストリアETF・EWOのセクター別比率を見ていきましょう。

セクター別の構成ランキングでは、1位が金融セクター(29.96%)、2位が公益セクター17.47%、3位がエネルギーセクター(14.30%)です。

構成銘柄が26銘柄とインデックスファンドとしては少なめですが、きちんとセクター分散されているETFとなっています。

また、ドルキャッシュとユーロキャッシュを全体の0.01%ほどヘッジとして保有していることも特徴です。

個別企業の構成比率に注目すると、1位がERSTE GROUP BANK AG(金融セクター、17.52%)、2位がVERUND AG(公益、14.97%)、3位がOMV AG(エネルギー、12.23%)です。セクター別構成ランキングに沿った結果となりました。

【EWO】iシェアーズ MSCI オーストリアETFのチャートパターン

次に、オーストリアETF・EWOの月足チャートを見ていきましょう。

2003年~2022年の長期目線で見ると、紫の2本線の通り、三角持ち合いを形成しています。やや下落基調のトレンドとなっていますが、ここから上に抜けるのか、下に抜けるのか注目していきたいです。

短期的な目線で見ていくと、14ドル付近でレジスタンスライン(オレンジ線)を形成しています。そのため、現在19ドル付近の価格ですが、ここから一段と下落する恐れがあります。

よって、今すぐ買い向かう対象ではありません。

レジスタンスライン付近まで下落し、見事反発したことを確認したら買い向かってもよいでしょう。

【EWO】iシェアーズ MSCI オーストリアETFのチャートです。

【EWO】iシェアーズ MSCI オーストリアETFのチャートです。

次に、全米インデックス・ファンドVTIと比較した場合、パフォーマンスは1/3ほどという結果になりました。

ただ、2007年や2011年の短期的な場合でEWOがVTIを大きくアウトパフォームしています。

オーストリアETF・EWOは楽天証券/SBI証券で買えるのか?

次に、「オーストリアETF・EWOは楽天証券/SBI証券で買えるのか?」という疑問ですが、結論はSBI証券のみ取り扱っています。

そのため、楽天証券での取引はできません。

また、その他日本の証券会社でも取引されていないため、SBI証券のみが唯一の取引手段です。

ただし、今後も米国株投資が人気になっていくことから、米国上場しているEWOも他の証券会社でも取引できるようになるでしょう。

まとめ

今回は、ヨーロッパETFの中からオーストリアETF・EWOをピックアップしてご紹介しました。

米国に上場していて気軽に投資でき、高配当が魅力のETFのため、ヨーロッパに投資してみたい方はぜひ投資対象として検討してみてはいかがでしょうか。

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