株式投資

株式の累積投資「るいとう」は安定的に利益を得る方法なのか?

2021年5月9日

悩める人
悩める人

いきなり100万円もの株式を買うのは気が引けるなぁ。資金を用意するのも大変だし。

でも、1万円で投資したところで大した利益にならないからなぁ。

どうしたらいいんだろう?

今回は、このような悩みを解決していきます!

一度に高額取引ができないアナタにオススメ!

株式累積投資(るいとう)とは、選んだ銘柄の株式を毎月、一定額を購入し続ける中長期の投資戦略になります。

つまり、毎月の給料から余剰金で一定額の株を購入し積み立て続けるということです。

将来性のある会社に積み立てし続けることで、大きく安定的に資産形成ができます。

つみたてNISAとの違いは?

ここまで聞くと「つみたてNISAと同じでは?」と思われた読者様もいることでしょう。

しかしながら、つみたてNISAは

 

  1. ”20年”という非課税期間が設けられている国が定めた制度

  2. 金融商品(主に指数連動型の投資信託)を購入し続ける

 

というポイントで異なります。

るいとうは、あくまで株の売買にあたるため、利益が出れば税金がかかってしまいます。

“るいとう”ではなく”つみたてNISA”を選ぶべきでは?と疑問に思ったことでしょう。

はい、その通りです(笑)

あくまで私個人の意見ではありますが、”るいとう”をするのであればまずは”つみたてNISA”の金額上限ギリギリまで使うべきです。

その上で、余剰金を”るいとう”に回すべきだと考えています。

累積投資(るいとう)のメリットは?

では、「累積投資のメリットは何か?」と言いますと、

 

  1. 銘柄次第で指数連動型商品よりもグンッと利益が出る。

  2. 中長期運用が前提のため、短期売買といった面倒な作業をしなくて済む

  3. 配当金を投資に回せば、より一層の利益が期待できる。

 

となります。

いわゆる”テンバガー銘柄(10倍株)”を累積投資できれば、大きく資産を増やすことができます。

対して、指数に連動する投資信託やETFの場合、どうしても複数ある銘柄の平均が株価の伸び率となってしまうため、大きく上昇することが期待できません。

例えば、10年前にアップル($AAPL)を買っていたら...

2010年から2021年にかけてのアップルの株価チャートです。株価が大きく上昇していることが分かります。

アップル($AAPL)の月足チャートを引張ってきました。

2021年現在の株価が$130なのに対し、2011年の株価はなんと$12です。

つまり、10年で10倍以上も成長したことになります。

今後は成長が鈍化していくと思われますが、それでも夢のような銘柄ですね。

累積投資(るいとう)のデメリットは?

ただし、大きなメリットがある分、デメリットもあります。

 

  1. 選ぶ銘柄を慎重に選ばなくてはならない。

  2. 選んだ後も決算等に注意しなければならない。

  3. 急落が起きても忍耐強く耐え続けなければならない。

 

先ほどのアップルを例に挙げると、

いまでこそGAFAMの一角で知られていますが、昔は前途多難の経営だったことも知られています。当然、当時の決算は酷かったです。

実際、○○年に大きな下落がありましたし、直近の2020年では決算が良くても外的要因(COVID-19)で急落しています。

※まぁ、他の銘柄も軒並み下がっていますが...

それでも力強く握り続ける忍耐力が求められます。

初心者にはハードルが高い!!

最近では、インフルエンサーの登場によりインターネットでの投資情報が急激に増えたことが起因してか、株式累積投資が手軽に利益を得られる手法として紹介されている場合があります。

しかしながら、私個人としては初心者にはハードルが高く、間違ってもトライしてはいけない手法だと考えています。

やはり大前提として、

 

  1. 企業、経済の将来性を見抜く目が必要である。

  2. 四半期ごとに決算の確認が必要である。

  3. 値動きに惑わされず、冷静にホールドor損切ができる必要がある。

 

という3つの条件が厳しいと思います。

正直、私もできません(笑)

初心者にオススメの投資は?

既に紹介しましたが、やはり初心者がまずやるべき投資は”つみたてNISA”です。

大きく上昇しませんが、安定して資産形成ができることが強みです。

次にやるべきことは、セクターごとの株式分散投資です。

投資金額全てを一つの銘柄に賭けず、ハイテクや工業、一般消費株などに分散させ、リスクを減らすことが一番負けずにすむ投資方法です。

その上で、成長株に充てる金額を徐々に増やしていけばよいと思います。

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