株式投資

SpaceXの上場はいつなのか?話題のStarlink計画とは?

2021年5月18日

悩める人
悩める人

最近、第二のGAFAMとして"宇宙関連銘柄"への投資が話題になっている。特に"Space X"と呼ばれる企業が注目を集めている。

でも、どうしてそんなにも話題になっているのか、よく分からない。いつ上場になるのかも知りたいな。

こうした悩みを解決していきます!

  • SpaceXは上場未定です。

  • SpaceXの「Starlink計画」に注目!

  • SpaceX以外の注目したい宇宙関連銘柄を紹介!


この順番で解説していきます!

【結論】SpaceXの上場は未定です。

残念ながら、SpaceXの上場は未だ決まっていません。

しかしながら、これだけで終わってしまうのは味気ないため、SpaceXがどれだけ良い企業なのかを簡単に解説していきたいと思います。

また、最後に筆者がイチ押ししている宇宙関連企業を紹介いたします。

イーロン・マスクが率いる超優良企業

まず、SpaceXとは民間企業の中で初めて有人宇宙船を打ち上げた企業で、宇宙技術において世界で1、2を争う勢いある企業です。

これだけでも凄いことなのですが、率いているリーダーはなんと"テスラ"で知られているイーロン・マスク氏になります。

SpaceXが力を入れている事業としては「低コストの有人ロケット開発」と「宇宙旅行ビジネスの開発」です。加えて、「地球上のどこでもインターネットが繋がるサービスの提供」を目指しています。

SpaceXの情報をいち早く知りたい方は公式ツイッターアカウントをフォローすることをオススメします。人工衛星の打ち上げをリアルタイムで中継放送したり、経過報告したりしてくれるため、非常に有益な情報を入手できます。

また、余談ではありますが、仮想通貨に興味をお持ちの方はイーロン・マスク氏のアカウントも合わせてフォローしておくことをオススメします。

Starlink計画が超熱い!!

その「地球上のどこでもインターネットが繋がるサービスの提供」というのが、”Starlink計画”と呼ばれる事業になります。

2018年から始まった本事業は、2021年をめどにサービスを開始する予定で、現在予約を開始しています。サービスの費用ですが、ハードウェアキットが499ドル、サービス料金は月額99ドルとなっています。

では、どのようにして通信ビジネスと宇宙ビジネスが結びつくのか?というと、なんと「人工衛星を活用して独自の通信ネットワーク網を構築しよう」というのがStarlink計画の全貌になります。

従来は通信会社が"地上"にケーブルやアンテナを使って通信網を確立しています。しかし、人工衛星を活用することで"宇宙"にネットワーク網をひき、全地域を網羅することが可能となるのです。よって、これまでネット環境が整備されてこなかった地域にも、各家庭に専用のハードウェアキットを置くだけでネットが利用できるようになります。

2021年5月現在ではアメリカでのみサービスの予約となっていますが、ゆくゆくは全世界でのサービス展開を予定しているとのことです。

また、通信速度も公式の発表によると5Gと同等とのことで、普段Wi-Fiしか使わないユーザーからすれば快適な速度といえます。

しかしながら、一部のネットユーザーは単純な通信速度だけでなく、Pingといった通信ラグも重要視しています。そのため、Pingで優れる有線通信が今後も一定の需要があると想定されます。

実際、筆者の場合はゲーマーで、Pingを重要視しているため、既存の通信会社を利用すると思います。

とはいえ、専用キットを設置するだけでどこでもネットが使える環境は非常に素晴らしい技術で、打ち上げのライブには興奮を覚えます。今後もドンドン人工衛星を打ち上げていって欲しいです。

Starlink計画の現状としては、既に1,000機以上の打ち上げに成功し、2021年内に12,000機を打ち上げる予定となっています。今後はさらに追加で30,000機の打ち上げを計画しており、米連邦通信委員会の審査待ちとなっています。

IPOを示唆する発言

投資家の間ではいまだSpaceXの上場は決まっていませんが、大きな注目を集めています。

また、Starlinkが分社化・上場することで資金調達するといった発言がBloombergがより宇宙ビジネスへの投資熱を温めています。

⇒引用元:Musk’s SpaceX Plans a Spinoff, IPO for Starlink Business

もし上場した場合、最初の動向には要注目です。最近だと仮想通貨の取引所として知られるコインベース(COIN)が上場するニュースが大々的に報道されましたが、予想に反して株価はズルズルと下げています。SpaceXの場合はどのようになるか、投資するか否かは別として、投資家として注目です。

宇宙関連株なら米国株

ここまで読んでいて、「自分も宇宙ビジネスに投資をしたい!」と思った読者さんのために、投資先を簡単に解説してみました。

まず、大前提として宇宙関連株に投資をするのなら、”米国株”一択となります。

なぜ米国株のみとなるか、解説していきます。

民間企業において米国が一歩も二歩も先んじている

まず、米国市場で流動している金額がカギとなっています。取引所別時価総額における米国株式市場のシェア率が4割で、その他の国のシェア率は1割にも満たしません。そのため、米国市場に最も多く資金が集まっていることを意味します。

また、米国市場の強みとして、ADR(米国預託証券)も挙げられます。これは企業が母国で上場しながらも米国でも上場できるという仕組みです。そのため、米国市場でありながら、他国の企業に投資することができるということです。そのため、各国から米国市場そのものに資金が集まりやすいです。

こうした背景から、米国市場で上場している宇宙関連株はより資金が容易で、事業拡大しやすいと言えます。

関連記事「2021年最新」今最も注目しておきたい宇宙関連銘柄・3選

宇宙関連株、今から投資するならこの銘柄

では、SpaceXが上昇していない現時点では、どの銘柄に投資すればよいのでしょうか?

筆者が個人的に注目している銘柄を紹介いたします。

ヴァージン・ギャラクティック($SPCE)

2021年5月現在は$20付近で若干下落中の銘柄になります。

ヴァージン・ギャラクティックが打ち上げる航空機の写真です。
引用: bOinGbOinG

ビジネスとしては「宇宙旅行」という夢のあるストーリー銘柄となっています。

打ち上げ自体はあまり順調とは言えませんが、90年代のアップルに投資するつもりで気長に待つしかありません。

しかし、現時点で既に600件以上の予約があり、チケット料金だけで$800万の売上が確保されたと発表しています。

そのため、遠くない未来では宇宙旅行がブームとなっているかもしれません。

リスクはあるものの、長期保有をしていく勇気があるのならぜひともオススメしたい銘柄です。

テーマ株として「宇宙旅行」というものは非常に夢のある投資テーマだと思います。筆者としてはいまだ投資するかどうか決めかねているところはありますが、ゆくゆくは投資していきたいと思っています。

ヴァージン・ギャラクティックの打ち上げが今後どのようになるかに注目していきたいです。

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