投資信託

【ランキング形式】積立NISAのおすすめファンドをまとめてみました。

2021年5月24日

積立NISAのファンドを分類してみよう!

積立NISAに投資する上で、ファンドの大まかな分類を把握しておきましょう。

今回は代表的な8つのタイプを紹介していきます。

これらを組み合わせることで自身の投資プランを大きく広げられます。

日本投資型

名の通り、日本に投資するファンドになります。

日経かマザーズかに連動するように運用されているものが大体を占めています。

よって日本企業に広く投資したいのであれば、日本投資型のファンドを選びましょう。

全世界投資型

こちらは全世界に投資できるファンドになります。

これまで紹介してきた先進国から新興国まで幅広く分散投資できます。

ただし、米国比率が高いファンドがほとんどのため、米国市場の影響を受けやすいです。

そのため、米国市場の暴落時には「全世界なのに、なんで暴落してるんだ!?」と思った以上の分散効果は期待できないかもしれません。

しかし、米国といえど20年後のことは実際誰も分かりません。

そのため、先進国や新興国の恩恵をなるべく享受したいのであれば、こちらへの投資はぜひすべきです。

米国投資型

こちらは米国に投資できるファンドです。

NASDAQやダウといった好みの市場に連動するものや、全ての米国上場企業に分散投資できるものがあります。

また、米国市場は言わずもがなですが、世界を牽引している国であるため、大きなリターンを期待できます。

そのため、NISAでも真っ先に積立候補に上がるファンドです。

先進国投資型

こちらは先進国全体に投資できるファンドです。

先進国とは、経済発展が大きく進んだ国家を指す言葉ですが、主に日本、米国、ヨーロッパ主要国を指す言葉と思っていたたければ充分です。

しかし注意点として、中国とロシアは先進国に該当しません。次に紹介する新興国に該当いたします。

「米国に投資しておきたいけど、将来不安だから安定した国にも分散投資しておきたい」という方にオススメです。

先進国は既に発展した国である為、比較的暴落リスクは少ないです。そのため、分散投資先としてNISAのみならず好まれています。

新興国投資型

先程の先進国とは逆に、新興国は未だ経済発展中の国家を指す言葉です。

数年前にBRICsという言葉が流行りましたが、ブラジル・ロシア・インド・中国といった新興国投資先を表しており、こういった国に投資したい方に新興国への投資をオススメします。

また、最近では東南アジアへの投資も流行っており、目先はともかく長期的に大きな成長が期待できるとして個人投資家が注目しています。

しかしながら、これらの投資先国家は政治的リスク等から相場が安定せず、大きく下落することも多々あります。

そのため、投資資金全額を新興国へ投資することは控えた方が良いです。

不動産投資型

これまでとは毛並みが変わって、不動産への投資も可能です。といってもマンションを買うわけではありません。

REITと呼ばれる不動産投資信託を利用します。

NISAの場合では、基本的にJREIT(日本国内不動産投資信託)となります。

株式だけでなく分散先としてこちらのファンドも併せて積み立ててみるのも面白いでしょう。

債券投資型

分散先と言えば忘れてはいけない債券ファンドがあります。

社債や国債といった様々な債券を組み合わせて運用されているファンドがほとんどです。

債券の特性上、配当が基本的に利益となりますが、配当再投資となっているファンドが多いです。

しかし、自分で配当を再投資するように証券口座で設定しなければならない場合もあります。

ファンドを購入する前に、どちらに該当するのかチェックしたほうがよいです。

分散型

このファンドはこれまで紹介してきた商品を分散させて運用するものとなります。

そのため、株式や不動産を均等に分散したものや、独自の比率で分散したものがあります。

どういった分散比率なのか、確認して購入を検討してください。

【ランキング】おすすめなファンドを紹介!!

ファンドの分類を踏まえたうえで、オススメのファンドを紹介していきます。

ランキング形式で5つのファンド商品を説明いたしますので、ぜひ積立のご参考になれば幸いです。

【第1位】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に相当するS&P500のチャートです。
参考:S&P500チャート

第1位は、米国のS&P500指数に連動するインデックスファンドです。

S&P500とは、米国証券に上場している代表企業500社の時価総額を加重平均した指数であり、米国市場の相場を表していると言っても過言ではありません。

そのため、米国市場に幅広く分散投資できるファンドになります。

また、他の米国投資型ではなくこちらのファンドを選んだ理由ですが、手数料の安さにあります。

“eMAXIS Slim 米国株式”では信託手数料が0.1%未満の0.0968%となっております。よく比較される”楽天・全米株式インデックス・ファンド”では0.162%にもかかわらず。

同じような値動きをするファンドであれば、こちらの手数料が安いファンドをオススメします。

【第2位】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に相当するVTのチャートです。
参考:バンガード・トータル・ストック・インデックス(全世界株式)チャート

第2位は、全世界に分散投資するファンドになります。暴落リスクをなるべく抑えたい方や、新興国の恩恵をなるべく享受したい方にオススメしたいファンドです。

また、”eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)”は信託手数料が0.1144%と驚異の安さです。実際、筆者もこちらのファンドでNISA積立を行なっています。

【第3位】eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスに相当するETFのチャートです。
参考:バンガード・FTSE・デベロップド・マーケットETF(新興国ETF)チャート

第3位は、先進国へ分散投資するファンドになります。新興国のようなリスクの高い投資先は避け、米国以外に分散投資したい方にオススメしたいファンドです。

ここまででお分かりいただけたと思いますが、”eMAXIS Slim”は他のファンドシリーズと比べて、信託手数料がかなり格安です。

この”eMAXIS Slim 先進国株式インデックス”も0.1023%とかなり安く積立できます。

【第4位】ひふみプラス

ひふみプラスのチャートです。
参考:ひふみプラス・チャート

日本人だからこそ日本株に投資したいと考える方もいらっしゃることでしょう。

そういった方には第4位のひふみプラスをオススメいたします。

日経平均に連動するインデックスファンドではなく、あえてアクティブファンドの”ひふみプラス”を推す理由ですが、日経平均の成長性を考慮しているからです。

あくまで筆者の見解ですが、今後日経平均が大きく成長する可能性が低いからです。日本自体、GDP成長率が低下していく中で、日本は世界から見てリスク資産に位置づけされることでしょう。そういった中で日本企業全体に投資するより、プロのマネージャーにより選別された個々の企業へ投資するほうが賢い選択だと思います。

手数料は1.078%とこれまで紹介してきた中でダントツで高いですが、その分、大きな恩恵を享受できることでしょう。

【第5位】eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

株式のみならず、債券&REITにも幅広く分散したい方にはこちらのファンドをオススメいたします。以下の8つの商品を均等(12.5%x8=100%)に分散投資しております。

 

  • 日本国:株式、債券、REIT

  • 先進国:株式、債券、REIT

  • 新興国:株式、債券

 

手数料は0.154%と低いこともオススメのポイントです。しかし、あくまで均等分散であるため、新興国の比率が高めです。

そのため、世界情勢によっては悪い意味で大きな値動きがあります。また、債券の比率が高いため、大きなリターンが望みにくいです。

可能であれば、こちらのファンドを選ぶのではなく、いくつかのファンド(米国株式、国内REIT等)を組み合わせて、ご自身の比率に調整することをオススメいたします。

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