株式投資

『2021年最新』今すぐ注目しておくべきEV銘柄・3選

2021年8月17日

EV業界の今後の展望

最近、「電気自動車」「カーボンニュートラル」といった用語をニュース等でよく耳にする機会が増えました。

  • 2035年ガソリン車廃止なんて本当にできるのか?

  • ”カーボンニュートラル”なんてカッコつけた言葉を使っているけど実現できるのか?

といった疑問はいくつかあるかと思いますが、投資対象としてEV銘柄を見た場合、非常に将来性のある投資先と言えます。

実際、アメリカでは誰もが知っているであろうテスラ($TSLA)は株価が2020年の最安値から10倍以上も値上がりしています。それに動機づくように、EV銘柄や再生可能エネルギー銘柄が軒並み急上昇しました。

現在はブームが過ぎ去り、株価が下落したのち調整局面に入っているようですが、EV銘柄、再生可能エネルギー銘柄ともに今後の成長を加味すれば魅力的な投資先です。

名だたるメーカーからベンチャー企業まで参戦!!

今回は、EV銘柄にのみ焦点を当てると、現時点で米国を中心にどの大手メーカーもEV自動車の生産に注力しています。また、それに伴ってガソリンスタンドに代わる充電ステーションの建設にも非常に積極的です。そのため、米国に関しては、徐々にEV車の利用者が増えつつあります。

とあるニュース記事では「米国におけるテスラのEVシェア率は8割近い」との発表がありました。このニュースを見て「では、他のメーカーはEV車の販売が進んでいないのでは?」と思われるかもしれません。

しかしながら、現時点でのEV利用者が米国限らず世界中で富裕層(それと一部のマニア)に限定されていることから、安価なEV開発に注力するメーカーにはまだまだ冥利があります。

また、ピックアップトラックやトレーラーといった一部の車種に限定して開発を進めているベンチャー企業が続々と登場しています。そうした企業に「数年後には株価が何倍にもなるのではないか?」と夢を抱いて投資するのも面白いかもしれません。

注目しておきたいEV関連・3銘柄

次に、筆者が注目しておきたいEV関連銘柄を3つほどご紹介いたします。

 

  1. テスラ($TSLA)

  2. フォード($F)

  3. ローズタウン・モーターズ($RIDE)

 

それぞれ詳しく解説していきます。

①テスラ($TSLA)

最初に、最も有名と言っても過言ではない”テスラ($TSLA)”をご紹介します。

“テスラ”といえば「高級そう」、「富裕層向け」といったイメージを持っている方も多いことでしょう。実際、現行モデルの”ModelS”、”ModelX”は日本円で1,000万円もします。

しかしその一方で、廉価モデルの”Model3”が500万円ほどから、2021年2月頃に400万円台に値下げされました。そのため、日本のEVとして代表される日産・リーフe+と同じ価格帯となります。

また、さらなる廉価モデルを検討しているとのことなので、日本でも充電ステーションさえ揃ってしまえばEV自動車の普及は現実味を帯びてきました。

実際、”Model3”が値下がりして以降、テスラの納車台数が伸び、特に中国向けが顕著に伸びていました。

今後の見通しとして、これまで以上に世界中(特に先進国)でのシェアを獲得すると思われます。そのため、EV銘柄への投資としては王道の投資先と言えるでしょう。

また、四半期決算では売上高、EPSといった数値が大事ですが、納車台数にも注目していきたいです。

②フォード($F)

次に、既存の自動車メーカーとして有名であるフォード($F)をご紹介します。

今年、フォードは2025年までにEV化への投資を300億ドル(約3300億円)以上とし、2030年までに世界の新車販売台数の40%をフルEVとすると発表しました。

こうした発表に加え、もともと自動車メーカーとしてやってきた地盤があるため、EV関連銘柄として注目度が高いです。

実際、フォードは歴史あるマスタングのEV版として「マスタング・マッハE」を2020年に発表し、2021年5月にはEVピックアップトラックの「F-150ライトニング」を発表しました。

株価が2013年の高値をつけて以降、右肩下がりでしたが、テスラの急騰により2020年のコロナショックから大きく立ち直り、2013年の高値まで回復しました。現在は調整局面のようでさらなる値上がりに期待したいです。

③ローズタウン・モーターズ($RIDE)

次に、ベンチャー企業のローズタウン・モーターズ($RIDE)をご紹介します。事前にお伝えすると、投資対象として今回の記事で取り上げたわけではありません。

ローズタウン・モーターズは米国のベンチャー企業で、SPACという形で上場しました。

主な事業としては、”EVピックアップトラックの開発・販売”となります。

この銘柄をチョイスした理由ですが、ここ最近、非常に話題性があったからです。

  • テスト試走で炎上事故があったことがリーク情報より流出した。

  • 耐久レースに出場したが、たいした距離を走らずにリタイアした。

  • 公表していた予約販売台数に偽りがあり、調査が入っている。

  • CEOの辞任に加えて、自社株売りといった資金繰りの疑惑が浮上した。

と非常に悪いニュースづくめとなっています。

株価はテスラブームがあった2020年に30ドル以上の高値を更新していましたが、2021年3月からズルズルと株価を下げていき、2021年8月現在は5ドル付近を横ばいしています。

お恥ずかしい話ですが、筆者もこの銘柄を一時保有していて、大損こいたことがあります。

いつ買いに入ったのか思い出せないのですが、確か10ドル付近で売却し、購入額の10%の損失を出しました。あまりにも恥ずかしい話なので、購入金額は伏せさせていただきますが(笑)

ただ、この経験で改めて思ったことは、SPAC銘柄のようなミームよりも、キラキラで王道の投資先(インデックスとか)を選んだほうが副業投資家にはちょうど良いですね。昼夜逆転で生活するわけにはいきませんので。

 

「まとめ」高い成長性が期待されている業界

今回のまとめとしては、EV銘柄は今後も高い成長が期待されているセクターであり、株価もそれに伴い大きく上昇することが期待できます。

また、投資対象と考えたときに、他セクターと比べてニュースの話題性があり、情報収集のしやすさもあります。

テスラブームによって大きく値を上げていた銘柄が、8月現在は調整局面入りしていることもあるため、今買いに入ってもいいですし、ブレイクアウトしたタイミングで買いに入ってもいいでしょう。

-株式投資
-