株式投資

『最初が肝心』株式投資100万円あれば20年間運用で8割増える!?

2021年5月26日

元手100万円だけでも20年後に180万円!?

元手100万円を堅実に運用すれば20年後には180万円に膨れ上がることを皆さんは知っていますか?

100万円を運用利回り3%で20年間運用した場合、結果は約180万円になります。

“堅実に”運用するのは、債券やインデックスファンドに投資し年平均3%維持し続けることを指しています。「20年でたったの180万円か」と幻滅した読者さんもいるかと思います。

しかし、大切なことは20年後にいくら増えたかではなく、元手から何%上昇したかということです。

大きなリスクを取らずに80%の利益となっているため、そこまで悪い成績ではありません。

複利効果の恩恵

100万円から3%のリターンとなると、3万円となります。これを20年間続けたとしてもたしかにたったの60万円(3万円×20年)となります。

しかし、ここで注目したいポイントが”複利効果”です。

複利とは「利子に対して利子がつく」ことです。

つまり、最初の一年に3万円の利子があると、元手とは別に2年目に3万円の3%である900円が利益となります。

 

1年目:100万円×3%=3万円

2年目:103万円×3%=3万900円

3年目:106万900円×3%=3万1,827円

4年目:109万1,827円×3%=3万2,755円

ーーー

20年目:175万3,506円×3%=5万2,605円

 

という風に雪だるま式に資産が増えていきます。

そのため、「20年で...」と長く感じるかもしれませんが、「20年という長い月日だからこそできる複利効果がある」ということを忘れないでください。

とはいえ、いきなり100万円は...

とはいえ、20代のうちに、いきなり100万円用意することは非常に難しいです。

特に投資用の資金となると、生活するうえでの余剰金でなければなりません。

筆者も投資を始める前、100万円をドーンと気前よく用意できませんでした。

しかし、そういった方のために筆者も実行した別の投資戦略を紹介いたします。

『再認識』積立投資の重要性

結論を先にお伝えすると、積立投資となります。

毎月決まった額を積み立て、複利効果を得つつも投資金額を増やしていく方法です。

例えば、先ほどの100万円から180万円に増やしたケースを積立投資で再現しようとすると、元手0円、年率は同じ3%とした場合、以下の図の結果となります。

180万円を目標金額として、運用利回り3%、積立期間は20年とした場合、毎月の積立額は約5,000円でした。

なんと毎月5,000円でも再現ができます。

もちろん、肝心のリターンは少なくなりますが、それでも毎月5,000円という負担の少なさを考慮すれば充分な結果だと思います。

元手10万円でも毎月1万円の積立で充分である。

「月5,000円よりもっと投資できるよ」という方もいらっしゃることでしょう。

そういった読者さんのために、元手10万円、積立金額1万円、年率3%でも計算してみました。

初期金額を10万円、運用利回りを3%、毎月の積立金額を1万円として20年間積み立てた場合、約340万円となります。

結果、350万円近くの資産となりました。

老後資金としてはいささか物足りないかと思いますが、債券といった安定資産を考慮して低水準の年利3%でのシミュレーションですのでご了承ください。

以下のサイトで同様のシミュレーションは可能ですので、ご自分のスタイルに合わせて投資金額を増やしたり、年率を5%に引き上げて計算してみてください。

ドルコスト平均法の恩恵を享受できる。

また、積立投資のメリットとして”ドルコスト平均法”が挙げられます。

ドルコスト平均法をざっくりと説明すると、「株式等を一度に購入せず、一定額・一定期間ごとに分割購入する」ことです。

メリットとして、

 

  1. 購入タイミングを増やすことで平均値で購入できる(市場の波に巻き込まれにくい)

  2. 商品の価格が高い時に少なく、価格が安い時に多く買い付けることができる。

 

株式であれば現在の株価が高いのか、安いのかプロでも難しい見極めをドルコスト平均法を活用することで素人でも簡単に平均値で買付できるようになります。

ぜひ積立投資ではドルコスト平均法を活用してみてください。

積立投資なら非課税枠の積立NISAがおすすめ

積立投資を始めたい読者さんにおすすめしたいサービスが”積立NISA”です。

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もしこの記事を読んで、投資に興味を持ちましたらぜひともチャレンジしてみてください。

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