株式投資

『おすすめ銘柄』コロナ回復後に注目したいソーシャルメディア株

2021年7月11日

悩める人
悩める人

コロナ回復後に大きく伸びるセクターはないかな?

ペプシコとか、ウォルマートとかに投資をしてもいいけど、地味なんだよな。

できれば今後も成長が期待できるグロース株に投資したいな...。

今回の記事ではこのような悩みを解決していきます!

コロナ回復後に注目したいソーシャルメディア株

コロナ回復後に大きく成長が期待できるグロース株として、ソーシャルメディア株が挙げられます。

「なぜソーシャルメディア株なのか?」と疑問に思う読者さんもいることでしょう。

確かに、コロナ禍であるほうが巣ごもり需要の関係でSNSをやるユーザーが多く、その利用時間も増えていたように思えます。

しかしながら、コロナ禍では一般ユーザーも企業もお金を出し渋ります。今後どのような経済になるのか、将来への不安があるからです。

そのため、収益性の面で見ると広告を出す企業が減ってしまう上に、ユーザーが広告を開いても実際の支払いに繋がりにくいです。

贅沢品の需要が増える

もちろん、巣ごもり需要があるゲーム・動画配信サービスや、コロナ禍の影響を受けない一定需要のある製品広告はあります。しかし、生活に必要ない贅沢品(高級なバックや時計など)といった広告は不透明な経済状況から出し渋られています。

そのため、コロナ回復後の経済再開では、こういった嗜好品の需要が回復し、ひょっとするとこれまで我慢してきた消費者の懐が緩むことでコロナ前よりも需要が増えるかもしれません。

これを見越して、これまで広告を出してきた企業は削減した広告費を戻したり、新たに広告を出す企業が増えるかもしれないと考えられます。

SNSの利用者が減る?

コロナ回復後、SNSの利用者が減るとの見方もあります。

確かに一切減らないというわけではないと思います。また、利用者たちもリアルが忙しくなり、これまでよりも利用時間が減ることでしょう。

しかしながら、SNSは今や若者たちの間で無くてはならないツールとなっていて、リアルとも密接に繋がっています。

例えば、中高生がTikTokで踊って友達同士でシェアしていることも今風の交流と言えます。

また、Twitterで現状をリアルタイムでシェアすることは社会人でも当たり前のようにやっています。

そのため、コロナが落ち着き、皆が外に飛び出すことでTwitterのようなSNSを利用するケースもあります。よって、コロナの巣ごもり需要が無くなってもSNS全体としてはそこまで影響はないと筆者は考えています。

おすすめ銘柄を解説していく!

次に、おすすめのソーシャルメディア銘柄をご紹介していきます!

今回は、以下の3銘柄を解説していきます。

  • スナップチャット($SNAP)

  • フェイスブック($FB)

どちらも新高値を更新し続けている銘柄であるため、グロース株狙いであれば投資候補としてぜひ検討してみてください。

1.スナップチャット($SNAP)

スナップチャット($SNAP)の株価チャートです。

スナップチャット($SNAP)の株価チャート

日本ではそこまで知名度がないスナップチャットですが、他のSNSにはない面白い特徴があります。

  • 写真や動画(スナップ)を友人同士で送り合う。

  • 投稿は閲覧後10秒ほどで削除される。

ツイッターやフェイスブックの場合、ふと思ったことを不特定多数のユーザーがいる場所に呟くのに対し、スナップチャットはフレンド同士に閲覧後にすぐ消えるスナップを送るだけとなっています。

そのため、すぐに消えてしまうからこそのドキドキを楽しめ、ツイッターのように「友人の投稿に反応しないといけないな...」といった煩わしさがありません。よって、他のSNSとは競合しない独自の市場を確保できています。

決算に注目すると、2021年4月に公表された第一四半期の決算発表は

◇予想

 EPS :-0.20

 売上高:744.12M

◇結果

 EPS :-0.19(+0.01)

 売上高:769.58M(+25.46B)

と予想よりも良い決算結果となっています。

また、公表された情報の中には「2月頃からユーザーの活動が増加傾向にある」との記載もあった。これは、コロナ禍から回復してきたことで経済が再開し、外での活動(リア充)が増えたため、リアルの繋がりを重要視するスナップチャットが活発化してきたことを意味します。

チャートに注目すると、確かにコロナからの回復が見られ始めた10月くらいから急激に株価が上昇しています。現在は休養期間として横ばいしていますが、ブレイクアウトしたら積極的に買いにいきたいチャートをしています。

週足チャートですが、大きな下ヒゲの陰線が出ていることが分かります。ここから反発して大きく上昇する可能性があるため、要注目です。

◆2021/10/9追記分

現在の株価は50日移動平均線を下に抜けて、大きく下がっています。大型株とは言えないスナップチャットを「今すぐ押し目買いしろ!」とは少し言いずらいです。

そのため、今は様子見に徹し、株価が上昇トレンドに転じてから買い向かったほうがよいでしょう。

2.フェイスブック($FB)

フェイスブック($FB)の株価チャートです。

フェイスブック($FB)の株価チャート

日本でもほとんどの人が知っている超巨大企業のフェイスブックも今後注目していきたい銘柄です。

フェイスブックは”説明不要”と言っても過言ではないほど、超有名なSNSを運営している企業であり、Google、Apple、Amazonと合わせて”GAFA”の名称で知られています。また、Instagram、WhatsAppといったSNSも運営しています。

そのため、同社の収益はほとんどがSNS運営による広告収入となっています。

実際のデータでは、4月に公開された第一四半期決算の内容を引用すると、

  • 売上高:261.71億ドル

  • 広告収入:254.39億ドル(売上の97%)

となっています。

メインの広告収入を覗いても、残り約7億ドルの収入があるということに驚きですが...。

また、決算内容をもう少し見てみると、

◇予想

 EPS:2.35

 売上高:23.73B

◇結果

 EPS:3.30(+0.95)

 売上高:26.17B(+2.44B)

と予想を大きく超えるサプライズ決算となっています。

7月に公表される決算はやや鈍化しているとの予想がされているものの、それでも長期的な成長が期待されています。

また、チャートを見てみると、昨年9月から3月にかけての調整期間を抜けて、現在は最高値を更新し続けていることが分かります。

加えて、米国債券長期金利が低下しているため、ハイテク株には追い風となっています。

しかしながら、コロナ変異種の再流行が騒がれているため、場合によっては債券が大きく買われ、株式市場全体が低下する可能性も考えられます。そのため、世界情勢には注意が必要です。

◆2021/10/9追記分

現在の株価チャートを見ると、高値更新後すぐに下落基調に転じ、株価が50日移動平均線より下に来ていることが分かります。

テーパリングの懸念、長期金利の増加によってハイテク株にとって逆風となっているからです。しかし、裏を返せば今は押し目買いのチャンスとも言えます。

良決算・良環境のダブルパンチで長期的に明るい

まとめとなりますが、ソーシャルメディア関連銘柄は皆、コロナ禍の中でも良好な決算を出し続けています。

コロナ回復後の消費者動向によっては今後の決算が悪くなる可能性が示唆されていますが、SNSを使っている筆者としては「リアルが充実していくからこそ、SNSがより活発になるのでは?」と考えています。また、企業はこれまで広告費を出し渋っていた分、より大きく宣伝していこうと動く可能性も充分にあります。

そのため、筆者は今後もソーシャルメディア株へ投資していくつもりです。

(主にフェイスブックですが...。)

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