株式投資

【EWQ】iシェアーズ・MSCI・フランス・ETFを解説していきます。

2022年8月19日

【EWQ】iシェアーズ・MSCI・フランス・ETFを解説していきます。

今回は、フランスへ投資したい方に向けて、iシェアーズ MSCIフランスETF【EWQ】を解説していきます。

「フランスヘ投資したいけど、良いETFがないかな?」

「SBI・楽天証券で扱っているのかな?」

といった疑問をお持ちの方に向けて、EWQの構成銘柄、配当、チャートを解説していきます。

【EWQ】iシェアーズ MSCI フランスETFの概要

iシェアーズ MSCI フランスETF・EWQは、MSCIフランスインデックスに連動することを目標に設計されたETFです。

構成銘柄は67銘柄となっていて、そのほかドルなどのキャッシュを含んでいます。

経費率は0.50%に対し、直近の配当利回りは5.85%になります。よって、経費率を差し引いた配当利回りが5.35%以上とかなりの高配当ETFです。

運営会社はブラックロック社で、S&P500のセクター別ETF(例:XLV、XLE)などを運営している有名企業です。

フランスETF・EWQのセクター別比率

次に、フランスETF・EWQのセクター比率を見ていきましょう。

セクター比率順に見ていくと、1位は一般消費財セクター(22.95%)、2位は工業セクター(21.53%)、3位は生活必需品セクター(11.06%)です。

【EWQ】iシェアーズ・MSCI・フランス・ETFのセクター比率です。

【EWQ】iシェアーズ・MSCI・フランス・ETFのセクター比率です。

次に、フランスETF・EWQの上位銘柄を見ていきましょう。

構成比率順に上位銘柄を見ていくと、1位はLVMH(一般消費財、11.91%)、2位はTOTALENERGIES(エネルギー、7.79%)、3位はSANOFI SA(ヘルスケア、6.20%)となります。

ティッカー銘柄名業種保有比率(%)
MCLVMH一般消費財12.00
TTETOTALENERGIESエネルギー7.77
SANSANOFI SAヘルスケア5.98
ORLOREAL SA生活必需品5.41
SUSCHNEIDER ELECTRIC工業4.54

【EWQ】iシェアーズ MSCI フランスETFのチャートパターン

次に、【EWQ】iシェアーズ MSCI フランスETFの月足チャートを見ていきましょう。

【EWQ】iシェアーズ MSCI フランスETFの月足チャートです。

【EWQ】iシェアーズ MSCI フランスETFの月足チャートです。

手がかりの乏しいチャートですが、2009年から上昇トレンドを形成しているように見ることができます。

現在、チャンネル内の下側にいるため、ここから一段の上昇を期待することができます。

また、2007年と2022年で40ドル付近をレジスタンスとなっています。そのため、再び40ドル付近で押し戻される可能性は十分にあります。

一方で、2007年から2022年にかけてカップウィズハンドルのカップを形成している風にも捉えることができるため、現時点から取っ手が形成され、上にブレイクアウトすればここから一段の株価上昇を期待できます。

全米インデックス・ファンドと比較した場合

次に、全米インデックス・ファンドとパフォーマンスの比較をしてみました。

【EWQ】iシェアーズ MSCI フランスETFと全米インデックスのパフォーマンス比較チャートです。

かなり悲惨な結果で、フランスETF・EWQは全米インデックス・ファンドと比べて1/6のパフォーマンスとなりました。

セクター構成と上位銘柄を見ても、今後成長が望めるようなグロース株が少ないことから、長期的に保有するメリットは薄いです。

そのため、短期的にトレードすることを推奨いたします。

フランスETF・EWQは楽天証券/SBI証券で買えるのか?

では、肝心の「フランスETF・EWQは楽天証券/SBI証券で買えるのか?」という疑問についてお答えします。

結論としては、「SBI証券でのみ購入可能」です。

残念ながら、楽天証券では取り扱いされていません。また、マネックス証券でも取引できません。

よって、SBI証券は日本で唯一取引可能な証券会社になります。

ただし、近年の米国株式ブームによって大手証券会社がこぞって米国株式の取り扱い数を増やしているため、近い将来には楽天証券、マネックス証券でも取引可能になるでしょう。

まとめ

今回は、【EWQ】iシェアーズ MSCI フランスETFについて解説しました。

セクター構成と上位銘柄を見ると高配当ETFとしての特徴が強いフランスETFは、経費率を差し引いても配当利回りが驚異の5%以上の魅力を持っています。

ただし、チャートを見るとグロース株としてのパフォーマンスは低いため、過信は厳禁です。

ヨーロッパへ投資したい方にとって、今回の記事が参考になれば幸いです。

-株式投資
-